翻訳仕事

フリーランス翻訳者なら気をつけたい!支払条件いろいろ

翻訳会社に登録するとき、契約書を交わしますよね。そこに支払条件がきちんと記載されているでしょうか。私は現在13社ほど登録していますが、実は支払条件がきちんと明記されている契約書を取り交わしている会社は半分未満です。あとは口頭やメールで「いつ締めのいつ支払」とお互い了承している、という感じです。

支払条件のバリエーションとして見たことがあるのは……

①訳文を納品した月末締め、翌月末支払(例:10月10日納品→10月31日締め→11月30日支払)
②訳文を納品した月末締め、翌々月10日支払(例:10月10日納品→10月31日締め→12月10日支払)
③訳文を顧客に納品した月末締め、翌々月10日支払(例:10月10日納品→顧客への納品はいつ?→支払はいつ???)

①や②はよく見かけますが、③は珍しい例だと思います。10月10日に納品した場合でも、もし顧客との間で設定した締め日が12月末だったりしたら、翌年2月10日まで翻訳料の入金がされないということです。納品後4カ月!翻訳だけで生計を立てている方からしたら、これはかなり痛手です。

翻訳会社⇔顧客の契約と、翻訳会社⇔翻訳者の契約は、本来まったくの別物であり、顧客からの入金がまだだから翻訳者にも支払わないというのは、ちょっと違う気がするんですけどね……。

新しい翻訳会社に登録するとき、フリーランスになりたての方だと支払い条件まで頭が回らないかもしれません。でも、下手をすると自分の生活を脅かすことにもなりかねません。しっかり確認して、必要なら支払サイトを縮めてもらう交渉をするなどして、自分の身は自分で守りたいものです。あと、外税か内税かもきちんと確認しましょう!税別だと思っていたら、「税込み1文字(1ワード)いくら」だった、というところ、案外多いですよ。

もちろん支払サイトが取引の全てではないでしょう。支払いが遅くてもレートが高い会社がいいという方、レートは普通でもとにかく支払いが早い会社がいいという方。考え方はいろいろですので、複数社とお付き合いしてみて、最適な支払サイトと諸条件をうまく組み合わせることが大切だと思います。

あとは、滅多にない(あってはいけない)ことですが、未払い!これはかなり深刻な問題ですよね……。幸いまだ経験したことがありませんが、よくお邪魔するブログにとても参考になる記事がありましたのでご紹介します。

フリーランス事件簿 本当にあったギャラ未払いの話 ~翻訳料回収~
優良な企業は支払いも早い フリーランスの報酬請求について

関連記事

  1. 翻訳仕事

    エンタメ翻訳の幅を広げたい

    今はゲーム(たまに漫画)翻訳をメインに仕事をしていますが、今後はあらゆ…

  2. 翻訳仕事

    ローラーバーマウスが手放せない

    ローラーバーマウスを買って半月。その使い勝手の良さに、もう手放せない!…

  3. 翻訳仕事

    納品完了

    1月、2月と使える時間すべてを捧げてきたゲーム翻訳が終わりました。クラ…

  4. 翻訳仕事

    訳文へのフィードバックを大切に

    翻訳という仕事は「受注→翻訳→納品」という流れですが、納品のあとクライ…

  5. 翻訳仕事

    戦国武将から学ぶフリーランスが持つべき意識

    先日、日本史の資料を読み返していて、藤堂高虎という武将の話を読みました…

  6. 翻訳仕事

    翻訳仕事で使うペンの話

    昨日、フリーランスゲーム翻訳者7つ道具という記事を書きました。その中で…

アーカイブ

PAGE TOP