翻訳仕事

翻訳仕事で使うペンの話

昨日、フリーランスゲーム翻訳者7つ道具という記事を書きました。その中で、フリクションボールペンを4色使っていると書いたところ「どうして4色も使うのですか?」というご質問をいただきましたので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。

まず、使っているペンは「フリクションボールノック0.5」の黒、赤、水色、緑の4色。それから蛍光ペン「マイルドライナー」のピンクと緑です。


各色をどう使っているかを、実際の翻訳作業の流れと一緒に説明しますね。は一般的なメモ取り用です。

(1)パソコン上で訳出完了。原文と訳文を並べてプリントアウト(両面印刷、モノクロ)。

(2)で、自分の訳文に間違いがないかチェック。校正記号の基本を押さえておくと修正がやりやすいです。

(3)(2)でもまだ疑問に感じるところ、訳に自信がないところは蛍光ペンでチェック。

(4)(3)でチェックしたところを再び。今度は水色を使用。

(5)納品直前に、今度はのペンを手に日本語のみをチェック。

という風に行っています。ペンの色を変えるのは、同じ色ばかりでゴチャゴチャするのを避けたいのと、修正履歴を残したいからです。なお、チェックと同時にパソコン上でも修正をかけます(あとでまとめて修正すると、修正漏れの恐れがあるので)。

また、訳出してすぐにチェックはしません。例えば
15日:訳出完了
16日:チェック1(赤ペン)、チェック2(水色ペン)
17日~19日:他の翻訳
20日:チェック3(緑ペン)、納品
のような感じです。

いちいちプリントアウトするのは面倒……と思われるかもしれませんが、これは絶対にやった方がいいです。なぜなら、一旦紙に落としてパソコン画面から離れることで、画面上では見つけられないミス(誤訳、誤字脱字など)を見つけやすくなるからです。

さらに紙だと、原文の単語を消し込みながらチェックができます。画面上で消し込みながらのチェックは出来ないですもんね(原文が消えちゃうので)。

ここまでやっても完璧な翻訳ができているか?と聞かれたら、分かりません……。まだまだ未熟な部分は多いですし、ミスすることもあります。でも「ここまでやったんだ!これ以上は無理!」というところまでやらないと納得して納品ができないのです。やり遂げてもまだまだ足りない部分を実感することが多く、だからまた勉強して仕事して……を繰り返して、成長できるのではないかと思います。

余談ですが、昨日フリクションを買いに行ったら、隣にスタビロの文具コーナーが特設されていました。スタビロ、かわいい……。派手なネオン色の蛍光ペンは好みではありませんが、このフォルムに一目惚れして買ってしまいました。

買ったのはピンクとグリーン。蛍光ペンの定番といえばイエローですが、ピンクとグリーンはイエローより白い紙に映えるし、下の文字が見づらくなることも少ないので愛用しています。またこの2色はお互いの補色ということもあり、一緒に使っても分かりやすいですし。

最後はただの文房具好きの勝手な語りになってしまいましたが……私はこんな感じで色々な色のペンを使っています。もちろん、パソコンの画面上ですべてを完結できる方もいると思います。そこは自分のスタイルで最高の仕事ができたらそれがベストなのではないでしょうか^^

おまけ:愛用ペンの色はこんな感じ

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